eiko エイコ

(C)2003映画「eiko」製作委員会
東京近郊のとある住宅街のアパートで、一人暮しをする秋森エイコ23才。ある日の仕事の帰り、駅前で怪しげな女性に呼び止められた。その女が言うには、エイコの顔に「人生の転機」が訪れているという。結局、キャッチセールスのその女性から大きな石のついた指輪を買わされた。しかし、エイコは、それでも明日の幸せを信じ「人生の転機」を実りあるものにしてくれるという、ハッピーストーンの指輪を大事そうに抱えて帰宅する。そんな彼女の元に、やくざ風の男が訪ねてくる。男は、町金の取立て屋だった。 翌朝、エイコが勤めているデザイン事務所に出社すると、社長は夜逃げしていた。途方にくれるエイコは恋人の戸田を訪ねるが、エイコが金を持っていないと知ると、冷たく彼女を追い返す。エイコのアパートの前には昨日の取立て屋が彼女の帰りを待っていた。行く当てもなくなったエイコは、社長の住んでいたマンションを訪ねるが、玄関から顔を出したのは見たこともない初老の男。そしてエイコを見るなり「加代、加代じゃないか…」とつぶやく。どうやら少しボケて、エイコを加代という女性と間違えているらしい。泊まる場所もないエイコは、このボケ老人・江ノ本にすすめられるまま、この部屋に泊まった。翌日、戸田のアトリエを訪ねるとパトカーがいっぱい。戸田は麻薬常習の容疑で捕まったのだ。身も心もボロボロになったエイコの帰る場所は、ボケ老人の住むマンションしかない。そして、奇妙な共同生活が始まったのだ。
公開日
2004年2月28日(土)
監督
加門幾生
脚本
三澤慶子 加門幾生
撮影
安田光
音楽
WaSaBi!
出演
麻生久美子 沢田研二 阿部サダヲ 玉山鉄二 宇梶剛士 袴田吉彦 南果歩 大杉漣 徳井優 田口浩正 吉野公佳 森田敦子 桜井センリ
製作年
2003
製作国
日本
上映時間
108
配給会社
東京テアトル

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